H18年4月例会「身近な薬草探し」
        主催:グリーンガーデンひらおか、指導:枚岡ネイチャークラブ
                                           
1、開 催 日  ::平成18年4月9日(日)10:00〜13:45 
           ・天気:快晴、桜満開  ・観察場所:グリーンガーデンひらおか⇔枚岡公園中展望台
2、担当リーダー:薮下、三木
3、参 加     :73名 (一般参加 大人:53名、子供:7名、GGひらおか1名、スタッフ:12名)
4、行 事
    ・「グリーンガーデンひらおか」(以下G館)との第1回共催としてこの行事を行った。
    ・10時からG館庭園で、G館近藤館長の挨拶の後、
     枚岡NC傍島代表の挨拶、そしてスタッフ紹介を終わり、枚岡公園中展望台までの
     公園内歩道沿いでの薬用草木を観察に出かける
    ・参加者を5班にわけ、班それぞれにリーダー、サブリーダーをつけて道中の説明をしていった。
    ・G館に戻り研修室にて昼食。昼食後 第2部を次の順ではじめる。
      (1)身近な薬草 (薮下)
         @身近で見られる主な薬用植物と効用・まとめ
           但し、安易な適用は避け専門家と相談してくださいと注意あり
         A民間薬と漢方薬の違い
         B生薬(しょうやく)とは
         C心遣いと体(感謝の心)
      (2)草木の拾い話し (三木)
         @可愛いね!(カラスウリとハコベ)
         A可憐な花にひどい名前!(ヘクソカヅラ、ママコノシリヌグイ、他)
         B最後に(「桜花 いのちいっぱいに さくからに・・・・」  作・岡本かの子)
      ・・・・・・・<一休み>薬草茶の試飲、ヨモギのホットケーキ試食・・・・・・・・・・・・
      (3)自然界の循環について (飛田)
      (4)枚岡NCのPRと次回の行事予定報告 (飛田)
    ・説明はパワーポイントを使い、プロジェクターで映して行った
    ・13時45分 G館館長の挨拶でこの観察会を終了した
5、行事結果、反省事項等 
    ・今年の桜鑑賞最後の日曜日に、咲き誇る桜の中 観察会を実施した。
    ・「グリーンガーデンひらおか」(以下G館)実施で、「東大阪市政だより」に大きく案内されたので、
     事前申込み制ではあったが飛び込みもあり 欠席者を相殺しても参加者総勢60人となった。
    ・この野外観察では、ごく身近な薬用草木が20種余りと今までの観察会に比べ非常に少なかった。
     その原因の一つが、この公園(山麓公園)が、都市公園と同じ手法で伐採、草刈、掃除がされて
     おり、植生を無視した手入れでの自然破壊に近い結果と言える。
    ・G館では設備の整った2階研修室をお借り出来、枚岡NCの今までの観察会とは異なった 2部
     (座学)を行えたのは、これからの観察会を行う上で大変参考になった。
    ・休憩中の薬草茶(ドクダミ茶、クマザサ茶、ハコベジュース、シソジュース)、ヨモギのホットケーキ
     等を出すことにより、より参加者の関心も高まり、担当(紀古)がその作り方を説明するために引っ
     張りだされたほどである。
    ・参加者の大多数が60歳代の方であり、あちこちから各自のノウハウのキャッチボールがあり、
     和やかで、好評の中に終了した。
    ・参加者申込みが多く、枚岡NCとしてもその準備のための下見、打合せをこれほど入念に何度も
     行った観察会も始めてであった。
     その成果があり、G館側で事前に5班(1班に15名ぐらい)に分けて名札を用意していただいて
     いた15名前後の方を1班としてまとめ、観察会に、予定のコースをスムーズに案内出来た。
    ・東大阪ケーブルTVの放映は13日(木)虹色ネットワークで(12:00〜数回)と、15日(土)、
     16日(日)も虹色ネットワークで放映される。   

    ・「グリーンガーデンひらおか」の皆様には、受付、整理、会場設営、アンケート等 全てにお世話
     いただき非常に感謝しています。

                            



H18年5月例会「樹の不思議」新緑の樹木をじっくり見よう
                                            
1、開 催 日  ::平成18年5月21日(日)10:00〜14:00 
           ・天気:快晴、 ・観察場所:枚岡神社⇒枚岡展望台下⇒桜広場
2、担当リーダー:飛田、中谷
3、参 加     :44名 (一般参加 大人:22名、子供:11名、スタッフ:11名)
4、行 事
 ・枚岡公園から桜広場まで樹木観察を行いながら移動する。
    樹木説明の合間に、山の斜面で水を流し落ち葉の「ある場所」と「ない場所」での
    保水能力の比較を行い、参加者(特に子供たち)に落ち葉の効用を説明
 ・桜広場で昼食後 第2部として 
   @参加者全員での色あわせゲーム(ビニールで作ったバランと同じ色を自然の植物
     から探す)同じ緑と言っても何十通りもあり 自然物と人工物では微妙に色合いが
     異なるのを学ぶ
   A「葉と光合成について」 の説明
     色の発生のメカニジズムは光合成にあることを説明
   B年輪と材木の関係(木表と木裏 正目と板目 心持ち材と心去り材 等)と、住宅材
     への利用方法の説明を、現物の材木見本を使って説明    
5、行事結果、反省事項等
 ・枚岡公園内の樹木は、新緑の時期から1〜2週間は過ぎていたが観察会にとっては天気
  もよく爽やかな中での1日であった。
 ・今日見た樹木の中で、エノキ、ナナミ、ムク、イスノキ、ヤブニッケイ等に虫こぶ(虫えい)
  が見られ他の樹にも多くあるのを集め「虫こぶ標本」を作っても面白いだろうと感じた。
 ・観察会で移動中3匹の蛇が足元を這っていたり、毛虫類が樹上から落ちてきたり又足元
  から這い登ってきたり、ムクドリが足元に下りてきたり と、生き物全ての活動時期でもある
  のを実感した。
 ・参加者からも 現物を見て、触って、匂って、聞いて,味(蜜を)って、と自分の五感を使え
  たのが良かったと言われた。
   

                             



H18年6月例会「危ないキノコを覚えよう」
        グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、指導:枚岡ネイチャークラブ
                                            
1、開 催 日  ::平成18年6月18日(日)10:00〜13:30 
           ・天気:曇り   
  観察場所:グリーンガーデンひらおか⇔枚岡公園
2、担当リーダー:傍島、石井
参 加     : 27名 (一般参加 大人:15名、子供:1名、GGひらおか1名、スタッフ:10名)
行 事
    ・「グリーンガーデンひらおか」(以下G館)との第2回共催行事である
    ・10時からG館2F研修室で、G館松浦事務局長の挨拶に引き続き、枚岡NC傍島代表の挨拶、
     そしてスタッフ紹介の後、枚岡公園内の歩道沿いでのキノコ観察に出かける(10:15〜11;50)

    ・G館に戻り2F研修室にて昼食。   
     昼食後 第2部の座学を実施。  12:45〜13:30 (司会は石井)
      (1)あぶないキノコをおぼえよう (傍島)
         @キノコってなあに??
           ・生物は動物、植物、菌類に分けられる、その中の菌類
         A日本にキノコは何種類あるの??
           ・正確には不明、名前のついたのが約1500種 その3倍位か
         Bキノコはどこにはえているの??
           ・植物が育つ全ての場所にはえる
           ・キノコは年中はえる(発生種類としては6月から11月が多くなる)
         C毒キノコの見分け方??
           ・そんな便利なものは無い、素人は食毒不明なものは口にしないこと
         D各地のキノコの呼び方
           ・各地により異なった昔の呼び方も残っている
      (2)枚岡ネイチャークラブのPRと次月の開催内容説明 (石井)
      (3)G館近藤館長の挨拶でこの観察会を終了した  ・13時30分       
    ・説明はパワーポイントを使い、プロジェクターで映して行った
5、行事結果、反省事項等 
    ・早朝の雨で参加者の足に響くのではと思っていたが 熱心な方16名の参加を得て実施出来た
    ・冬虫夏草の1種 クモタケ(トタテクモに菌糸がつきキノコとなった)が多く見られ 参加者に強く
     印象を与えた。

    ・その他には キツネタケ、ウスヒラタケ、オチバタケ、ツヤウチワタケ、カワウソタケ、キクラゲ 
     等の仲間17種ほど見れた ただ参加者のイメージされていた 大型のキノコは1種もなかった。
    ・都市公園としてきれい過ぎるほど刈り込まれた枚岡公園で、乾燥しておればキノコ
の出現が危ぶ
     まれていた中で、ここ数日続いた雨がこれらのキノコを見せてくれたことは
幸いなことであった。
    ・本日のリーダー
傍島から キノコは下から上を見上ると、キノコの裏面が目に付き 見つけやすい
     (女の人を見る時、そのようなことをすると軽犯罪となるので注意・・・ (^_^) (^_^)   と言われキノコ眼になって
     探せば小さなキノコや粘菌類がそこここに見つけられた。
    ・参加者のアンケートには 「今まで見過ごしていた小さな自然、生物(キノコを含む)にこれから
     眼を向けるキッカケとなった」と多くの方が書かれていた。 
    ・参加者の熱心な目を感じられ、少ない参加人数ながら盛り上がり 良い観察会になった, 
    ・東大阪ケーブルTVの放映は21日(水)虹色ネットワークで(12:00〜数回)放映される。  

                                    

H18年7月例会「セミ羽化を観察」真夏の感動を共有しよう
                                            
1、開 催 日  ::平成18年7月23日(日)18:30〜21:00 
           ・天気:雨、
 ・観察場所:枚岡梅林
2、担当リーダー:中谷、高山
参 加     : 18名 (スタッフ:13名、インスト生:5名)
行 事
 ・あいにくの雨天、一般参加者はなかったが、インスト生の研修を兼ね予定通りはじめる
 ・枚岡梅林内の東屋で 
   紙芝居「セミの一生」、雨の中のセミの羽化観察、セミにまつわる話、スタッフ反省会 と進めた。
5、行事結果、反省事項等
 ・今日の観察会には次の点に注意してみようと考えた
   @強い雨の中でもセミ羽化はあるのか? あるとしたら、出てくる数は通常通りか? 
   Aセミは雨水を避ける工夫をするのか? 
   B雨水で濡れたら羽の乾かし方は?       等の疑問を持ち観察を始めた。
 ・結果は 晴れの日、雨の日の継続的調査を2年位はしないと分からないが、推測すると・・・・・・・
   @・雨天でも羽化は始まった、断定は出来ないが、やはり少なくなるようだ。
     又羽化にかかるそれぞれの時間も若干遅くなるようで これらには気温とのかかわりも、 
     有るのだろうか??。
    ・他のスタッフの意見として 
     本来、雨の日は、幼虫も逡巡して出ないと考えられる。

      
花の咲く時期の記録をみると、今年は全て一週間以上遅れていて、セミも花と同じように
     一週間以上遅れて脱皮の時期を迎えたが、丁度梅雨時の雨天続きで地面に出たくとも
     出られない状態が続き、今日は辛抱出来ずに出て来たのではないか。 との推測もある。
   A雨のかからぬ方へ移動しているようにみられたが、中にはそんなことに関係なく雨にあたって
    樹から落ちたものもあり、個体数が少なかったので断定は出来なかった。
   B雨にかかわらず 羽が乾いていった(時間が少し余分にかかっていたかもしれない)
 ・東大阪ケーブルTVの放映は28日(金)虹色ネットワークで(12:00〜数回)放映される。 

                              


H18年8月例会「枝や木の実で何作る」
                        夏休み工作はこれでいける!

                                            
        グリーンガーデンひらおか、枚岡NC共催行事、指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開 催 日  ::平成18年8月27日(日)10:00〜15:00 
           ・天気:晴れ(強い通り雨あり)   
  場所:グリーンガーデンひらおか
2、担当リーダー:紀古、平山
参 加     : 34名 (一般参加 大人:11名、子供:12名、GGひらおか1名、スタッフ:10名)
行 事
  ・「グリーンガーデンひらおか」(以下G館)との第3回共催行事である
  ・10時からG館2F研修室で、G館大萱副館長の挨拶に引き続き、枚岡NC傍島代表の挨拶、
   そしてスタッフ紹介の後、パワーポイントの画面で 
   今日のスケジュール説明と 植物の種についてのクイズをして種の働きを説明した。
  ・本日の工作を実施 

     午前中:植物の種を使った標本作り
            標本箱の作成⇒種を並べ⇒名札を貼る
     昼食後:植物を使ったタペストリ(壁掛け)作り
            枠作り⇒植物を飾る
5、行事結果、反省事項等
  ・参加者もスタッフも楽しい1日を過ごせた (皆さんの嬉しそうな写真が全てを代弁!!) 

  ・東大阪ケーブルTVの放映は31日(木)虹色ネットワークで(12:00〜数回)放映される。  

                              

H18年9月例会「虫聞き」江戸の風流 虫聞きの会
                                            
1、開 催 日  ::平成18年9月23日(祝) 18:30〜20:50 
           ・天気:晴れ、
 ・観察場所:枚岡公園一帯
2、担当リーダー:三木、杉崎  虫聞き案内人:岡田
参 加     : 参加者26人 (大人:13名、子供3名、スタッフ10名)
行 事
 ・今月は岡田さんの案内で、鳴く虫の観察と「虫聞き」を楽しむ。
 ・当日は秋分の日、暑さ寒さも彼岸までと言われているように、
  夕方ともなれば冷気で肌寒いくらいであった。
 ・23,24日は運動会と重なり子供の参加者が少なかったのが残念であった。
5、行事結果、反省事項等
 ・6:45頃 出発 樹上からアオマツムシの声ばかりが聞こえて他の虫の声を聞き分けるのが難し
  かった、が 椋ケ根(くらがね)橋を渡り山道を歩いていくうち、コオロギの仲間達の奏でる音色に
  気がつくようになった。
 ・今日聞いたり、見た虫
  オカメコオロギ、エンマコオロギ、ツヅレサセコオロギ、クダマキモドキ、オケラ、カネタタキ、
  、ウマオイ、そして樹上で鳴くアオマツムシとヤブキリも聞いた。
  その他に クビキリギス(幼虫)、トゲナナフシ、ショウリョウバッタ、オオカマキリ、マイマイカブリ
  カマドウマ、又岡田さんが今日淀川の河原で捕えたクルマバッタとトノサマバッタも見る事が出来た。
 ・桜広場に着いて捕まえた虫を観察した後、約3分ほど目を閉じて、いにしえ人に習い虫の音を
  鑑賞した。 セミや虫の音で季節の訪れを感じとれるすばらしい感性をもつ日本人であることを
  うれしく思えるひと時でした。
  いつまでも聞いていたかった が、聞いた虫の数(虫し合わせ?)を確認し、解散した。
 ・東大阪ケーブルTVの放映は27日(水)虹色ネットワークで(12:00〜数回)放映される。  

                              

H18年10月例会「多くの池をめぐって水草探し」水草は冬支度
                                            【写真は下に掲載】
1、開 催 日  ::平成18年10月21日(土) 10:15〜15:30 
           ・天気:晴れ、
 ・観察場所:石切駅〜日下新池〜日新高校〜
                             原始蓮池〜日下リージョンセンター前(解散)
2、担当リーダー :飛田、平山  
参 加     : 参加者11人 (大人:3名、子供2名、スタッフ6名)
行 事    :
  ・石切駅で集合し、日下・善根寺周辺の池を巡る。
  ・ホタル公園でホタルのえさのカワニナの養殖状態を見た。
  ・日新高校では教室を借りることが出来、水草の抽水・浮葉・沈水・浮遊状態を説明出来た。
   又校内ではガマの穂一つ(各地今年は少ない),セイタカヨシを見た
  ・山口池(湿地池)に入らせて頂き、多くの水性・湿生植物を観察でき、クワイを1株掘らせていただいた。
  ・井上家の原始ハスを見て日下リージョンセンターまで帰る。
5、行事結果、反省事項等
  ・今日の天気は 歩くのに良し、立ち止まるのに良しで 楽しい一日であった。
  ・今日観察したり比較した植物(主に水生・湿生植物)は、
   @タデ科:サクラタデ、ボントクタデ、ミゾソバ、イシミカワ
   Aイネ科:ススキ、ヒトモトススキ、ヨシ、セイタカヨシ、トキワススキ、ジュズダマ、
   Bその他:ガマ、ガガイモ、クワイ、ヒツジグサ、ハス、コセンダングサ、アメリカセンダングサ 
     ほかに多数あり。
  ・センダンの樹とコセンダングサが同時に見られるところでは、葉の類似を見るがそれほど似て
   いると感じなかった、又アメリカセンダングサが水生植物に進化?しているのも見れた。
  ・スタッフの女性が今日の収穫物(クワイと原始ハスの実)を家で料理した、その感想は
    クワイを煮たが未だ熟しておらず苦味があった、ハスの実は硬くて歯が立たなかった とのこと。
    原始ハスの実は千年も土中にいても芽を出したのは、殻が硬くガードされていたからだろう。
  ・山口池では、サクラタデやミゾソバのかわいい花が群生しているのに会えたのも収穫であった。
  ・日新高校内では段上校長、原口教頭各先生方の協力を得られ、水草の説明も出来たと同時に
   昼食もとることが出来、その場でヒシの実を分解したり一口づつ食べることが出来有り難かった。
  ・今回は日新高校さんや、山口さん、ホタル保存会の方等地域の方の多くの協力を得た観察会でもあった

  ・参加者が少なかったのは、行政が主催する大きな行事があったためで 今後年間スケジュール
   組む際には考慮が必要である。

                              


H18年11月例会「鉱石探し I n 箕面」  枚岡を飛び出し、箕面へ鉱石探し
                                            

1、開 催 日  ::平成18年11月26日(日) 10:00〜13:00 
           ・天気:曇り時々雨 
  ・観察場所:池田・箕面市境の秦野鉱山
2、担当リーダー :大沢、傍島
参 加     : 参加者7人  (スタッフ7名)
行 事    :
 1)枚岡公園から離れ、池田・箕面市境の秦野鉱山で観察会を行った。
   
<秦野鉱山とは>
   
秦野鉱山は大阪府の鉱山の中では比較的有名な鉱山ですが、既に廃坑となっています。
   かって、ここで産出された鉱石は有用な鉱石鉱物として、閃亜鉛鉄、黄銅鉱、磁硫鉄鉱、方鉛鉱、灰重石
   があり、鉱石中で不要な脈石鉱物として、石英、蛋白石、菱鉄鉱、方解石、ザクロ石、珪灰鉄鉱、緑れん石
   灰鉄鉱石等が、鉱石鉱物が水などの影響を受けて出来た次成鉱物として、孔雀石、緑色系含銅鉱物等が
   報告されています。
   砂防ダム上流の河原には、川の石以外に、上流の鉱山のずり跡から流れ出た赤茶けた鉱石がゴロゴロして
   います。
 2)箕面駅で集合、スタッフのみ参加のため、現地近くまで、約3キロを乗用車にて移動する。
   駐車場から川沿いに登り、雨上がりのすべる細道をしばらく歩き目指す砂防ダム上流に到着、採集地の
   河原に下りた。 片道約1kmの行程であるが、雨が降っていれば危険であろう。
 3)天候に恵まれなかったため一般参加がまったく無く、スタッフのみの観察会を行った。
   現地はすべりやすかったが、完全装備のスタッフのみであった為、研修の意味で観察会を実施した。
 4)観察時は雨が止んでおり、川の水も少なく予定通り各種の鉱石を観察する事が出来、
   くじゃく石、磁鉄鉱、方解石、黄鉄鉱、花崗岩、凝灰岩、砂岩、安山岩を採取することが出来た。
5、行事結果・反省事項      
 1)今回の担当は鉱石鑑定士免許を持っている大澤氏であり、秦野鉱山の成り立ち説明や鉱石の説明、
   採集した石の鑑定等をしていただき、学生時代に知識として習った地学を実体験出来た。
 2)大阪市内からさほど遠くない場所に鉱山跡地があり、また、多種の鉱石を見ることの出来る貴重な場所で
   ある事を知ることが出来たのは有意義であった。
 3)天候不順時等に、観察会の内容によっては中止の判断を行うことが必要な事を再認識できた。
   幸いにも、今回は一般参加者が無く、曇天であったため、スタッフの研修を行ったが、自然観察は動植物
   だけではなく、その生存環境として、地質や歴史を知る事が重要であると認識した。
 4)観察会主催のスタッフとしては参加者がある可能性があれば、集合せざるを得ない、難しいところである。
   本日は幸い、降雨量が少なく、帰りまで雨が待っていてくれたため、
スタッフのみで研修会として実施した
   が、ベース地の枚岡公園においても、雨天時での観察会の運営のあり方を考えるきっかけとしたい。
 5)参加スタッフには、山に入り、自然の中でハンマーを振う鉱物採集は楽しかったと好評でした。      
                                                    
   (文、写真 :石井)

                             

H18年12月例会「わらで作るお正月飾り」 これでお正月もバッチリ> 
                                            
             主催:グリーンガーデンひらおか、指導:枚岡ネイチャークラブ
1、開 催 日  ::平成18年12月10日(日)10:00〜14:30 
            ・天気:晴れ     
 場所:グリーンガーデンひらおか
2、担当リーダー: 紀古、杉崎
参 加     : 52名 (一般参加:36名 子供:4名、GGひらおか1名、スタッフ:11名)
4、行 事    :
  ・午前中はわらを編むという基本動作を担当リーダー紀古より説明し、練習にはいる、
   それを出来た人は編んだわらでのリースを仕上げた。
  ・午後は本格的な注連縄や、わらと竹を使った花入れ作り・・・等を行う。

5、行事結果・反省事項 
  ・枚岡ネイチャークラブで年末定例行事となったわら細工であるが、参加者は年毎に変わるがやはり
   シニアの年代の方が多い。 しかしわら編みをした経験者は少ないようだ。
  ・参加者希望者が60名ほどおられて全員受け入れたかったが、材料のわらが足りないので予定の
   募集人員40名に絞るためグリーンガーデンで事前抽選をしてもらった。
  ・午後も行うことが徹底不足で、終了時間が午前中だと考えておられた方が多く参加者に迷惑かけた。
  ・参加者の多くの方が、これでお正月もバッチリと満足顔で帰っていかれた。
  ・東大阪ケーブルTVの放映は15日(金)虹色ネットワークで(12:00〜数回)放映される。  

                             



H19年01月例会「水鳥を主とした野鳥観察
                    新春恒例 In 池島遊水池                

              
    カワセミ楽会との共同行事          
1、開 催 日  :平成19年01月28日(日) 10:00〜13:30 
           ・天気:晴れ。この時期にしては風もなく寒さも緩み、絶好の観察日和
         
 :観察場所:東大阪市&八尾市 「恩智川、池島・福万寺遊水池」
2、担当リーダー :原田、カワセミ楽会:中村さん
参 加     : 参加者23人  (一般参加:12名、カワセミ楽会:5名、スタッフ:6名)
行 事    :
  1)東花園駅南改札前に集合し、担当リーダーの原田よりスタッフ紹介、
  「楽しみながら勉強して欲しい、
観察を通じて多くのことを感じて欲しい」との挨拶があった。 
  2)カワセミ楽会よりいただいた「恩地川治水緑地の野鳥たち」のしおりを配布する。
  3)双眼鏡の使い方の説明を行なった後、恩地川に沿って川や畑の鳥を観察しながら遊水池まで
   ゆっくり歩いた。

  4)途中「ポケットパーク」で、カワセミ楽会の中村さんから、楽会の5名のスタッフ紹介を受け、
   観察の仕方や双眼鏡等の扱い方の説明を再度受けた。
  5)水鳥や、田畑の鳥の観察を終えて午前中のプログラムを終了し、枚岡NC名物?の暖かいトン汁を食べ
    ながら昼食にする。
  6)最後に担当リーダー原田より「この環境の悪い中にも野鳥の生活があり、野鳥の住みやすい環境を作り、
    我々の身の回りの自然に少し気を配り、自然保護にも配慮していただければ有難いです。」と締めくくり、
    現地解散をした。
5、行事結果・反省事項
  ・今回も、現地で自然環境保全活動を続けている池島・福万寺カワセミ楽会さんとの新年恒例の合同企画
   観察会を行なった。

  ・参加者と、水鳥の出現数とも少ない状況で、成り行きを心配したが、結構時間一杯鳥見を楽しめたのでは
   ないかと感じた。

  ・10時過ぎに東花園駅を出発。恩智川沿いに池島の方へ向かう。三池橋の先200mほど先の田んぼの畝の
   ところでタシギやヒバリをじっくり観察。

   刈り取られた稲の 枯れた根元に保護色のタシギがひっそりとたたずんでいたり 恩智川の中にいるケリを
   少女が発見したりと 鳥見が初めての人には中々見つけにくいところであるが、それがかえって好奇心や
   見つけた時の満足感を得られたらしく、それ以降参加者の雰囲気が俄然盛り上がった。
 ・このような、畑や田んぼの昔ながらの風景をじっくり観察出来るのは嬉しいことである。
  ・治水緑地では、遊水池葦原に魚釣り人が多く、草原では模型飛行機が唸りを上げ、川の土手では
   トランペットの練習と 前年以上に水鳥の棲む環境でなく、予想通りカモ類の数が激減していたが、からくも
   水鳥7種類は見る事が出来た。
 【本日逢えた鳥達】
   ムクドリ、ケリ、キジバト、アオサギ、スズメ、ハクセキレイ、タシギ、ヒバリ、コガモ、カルガモ、ホシハジロ、
   キンクロハジロ、ハシビロガモ、バン、カイツブリ、モズ(雄)、コサギ、ハシボソガラス、ヒヨドリ 以上19
   観察会以降:チョウゲンボウ、マガモ、オカヨシガモ、オオバン、モズ(雌)、ハヤブサ、ジョウビタキ(声)
              以上7
                                        計26種
 【課題】
   ● 水鳥達は池島地区の池から福万寺地区の工事中の池に移っているようで、観察はしづらい状況に
     なっている。 来年以降、同じ場所で出来るかどうか、様子を見る必要有り。

     ただし、今回も鳥の数は少ないものの、反対にじっくりと観察できた事で参加者の不満は無かったの
     では・・・。
                                          文:原田、石井, 写真:石井
   ●参考:野鳥、水鳥の種類数は今回26種であったが、平成17年1月度、平成18年1月度各観察会
        では約25種、24種で ほとんど変わっていないが、圧倒的に個体数が減っている。
   

                            


H19年02月例会
「ヤブコギ探検ヤブの迷路を出られるかな?>
                                                     

                                           
、開 催 日  ::平成19年2月25日(日)10:00〜13:00 
            ・天気:晴れ後曇り     
    場所:額田展望台下
2、担当リーダー: 平山、高山
参 加     : 参加者17人 (一般参加:7名、子供:1名、スタッフ:10名)
行 事    :

  1)今日の担当リーダーから コ−ス説明、ヤブコギとはどんなことをするのかの説明で行事開始。
  2)藤戸さんのリードでストレッチ体操をし、体を暖めてから歩き出す。
  3)枚岡梅林→枚岡公園→(40分)→ヤブコギ出発→(40分)→ヤブコギ終点、額田展望台の下に出た。
  4)額田展望台で昼食し、桜広場へ下りて解散した。
    解散にあたり担当リーダー平山から「今回は初心者向けのヤブコギであったが、実際に道に迷って
    どんなヤブに入るか分からないが、道に迷った時 良く方角を見極め ヤブの薄いところに向かうのは
    勿論 原則として低い山は下流に、高い山は上流に行動してください」と締めくくった。
行事結果、反省事項      
  ・この月1番の寒さ(10時6℃)と言われていたが、行動している時にはさほどの寒さ感じなかった。
  ・もう少し子供さんの参加が多いと予想していたが 昨晩からの 気象予報の「強寒冷」との脅しに恐れ
   たのか 参加者の子供さんは1人と少なかった。
  ・枚岡梅林(約400本の梅が約2haの斜面に広がり、梅の木越しに大阪平野から大阪湾まで望める)
   を経由して行ったが、今を盛りと梅が咲き誇っていて 観梅客も多く見られた。    
  ・ケモノ(イノシシ)のふみ跡を皆さんに見てもらい、その跡をたどってヤブの中へ踏み出す。
   ササのトンネルをくぐったり、木の枝を避けたり、アオキの枝を掴んで坂道を横切ったりと参加者は、
   寒さどころか汗ばんで、最後の直登では 汗を拭かれている方が居られた位であった。
  ・太い木にからみつき上まで伸びたアケビのツルで、ブランコしたが 軽い子供には問題なかったが
   何度も大人が乗っているうちに上部の枝が折れ曲がってしまった(想定内の)ハプニングに皆が沸いた。
  ・こんな浅い山でも、事前に歩いておかなければうろうろし、方向が分からなくなる所であるが 参加者の
   疲れ、飽き等を見てコースを自由に変えることが出来たのは、何回かの下見の経験が生きたといえる。
  ・期待していた ケモノの糞、食痕はどこにも見られなかった。(落ち葉の下か??)
  ・参加者、スタッフから、おおよそではあるがヤブコギ、ケモノ道等のことが分かり面白かったとの言葉で
   今日は終えた。

                          


H19年03月例会「春の小川PART−V>
                                                     
                                           
1,開 催 日 ::平成19年3月25日(日)10:00〜14:00 
            ・天気:曇り後晴れ     
    ・場所:豊浦川上流

2,担当リーダー: 岩久
、石井
3,参 加       : 参加者17人 (一般参加:3名、子供:2名、スタッフ:12名)
4 ,行 事   :
   1) 川までの道程でこの季節を感じてもらう為、宝物探し表にチェックしながら歩いた。
   2) 観察場に着き、当日の岩久リーダーから水生生物の説明をした後採集し同定した。(約1時間)。
 
3)その後、観察地点の上流、中ほど、下流を検査薬を使い全員でCOD(次項5−6に説明)
   の検査をする。
 
4)昼食は 桜広場の下 芭蕉碑のある東屋でとり、総括後 解散する。
5、行事結果、反省事項
  1)最近の行事日の朝方は大概雨にたたられる。今朝も同じ状態で参加者は少なくスタッフ
    主体の観察会になった。
    雨でぬれた道筋には、アセビやハナニラなどの白い花やレンギョウ、タンポポの黄色い
    花が目立ち清楚な美しさを感じた。
  2)観察場の到着時の外気温は10.6℃、水温10℃であった。適当な気温ではあるが先日
    来の雨で川の本流?は水かさがましていたが、側流は適当に流れており観察がしやすかった。
  3)ここ3年ほど続けて同じ場所、時期に観察会を開いているが 今年の生物の種類は少なく
    大きさも小さかった。
  4)採集物はオニヤンマのヤゴ、トビゲラの仲間、カゲロウの仲間、ヨコエビ、ミズムシ、
    沢ガニ、ミミズであり、砂や小石を身にまとった川のミノムシのトビゲラの姿は興味を
    引いた。
  5)ヤゴを飼いたい子供には飼い方のプリントを渡し、よく観察するようにお願いして、
    採集物の同定を終わった後はすべて川に返した。
  6)当日の石井リーダー指導でCODパックテストによる水質検査を実施した。
    パックテスト (Chemical Oxygen Demand)とは 化学的酸素消費量を測定するもので、
    検査結果は上、中、下流とも3であり、魚のすめる環境ではあった。
    ただし今日は雨により汚濁水が流されている点も考えておく必要がある。